連続鋳造の特性

連続鋳造とは

連続鋳造の特性

溶融金属(銅合金)をカーボンダイス(鋳型)に注入し続けて、カーボンダイス内で急速に冷却し凝固させながら引き抜き、連続鋳造品を製造する方法。連続的に引き抜くことにより、丸棒・パイプ材・角材・異形材などの製品ができる。
一般的に連続鋳造機は、取り鍋・保持炉・鋳型・クーラー・引き抜き用リード棒・サポートローラー・切断用のカッターなどで構成されている。

連続鋳造の特性

溶銅をダイス(金型)に流し込み、連続して鋳造することで大量生産でき、作り置きも出来ます。
自社では社内在庫を数多くストックしており、即納も可能です。
現在4台の連続鋳造機と複数のダイスを保有。鋳造を行うたびに解体組立を行うため、容易に大きさの異なる鋳造が可能となっており、ニーズに合わせた製品に素早く対応できます。
パイプ状・角材のほか異形の製品に関しても鋳造を行っております。

連続鋳造作業手順

  1. 作業前準備
    1. (1)寸法にあったカーボンダイス(鋳型)を決める。
    2. (2)クーラー・引き抜き用リード棒の選定。
  2. 各取り付け作業
    1. (1)カーボンダイスの取り付け。
    2. (2)保持炉側
      1. 1)鍋の点検及び清掃
      2. 2)保持炉内の各箇所の点検及び清掃
      3. 3)クーラーホルダーの取り付け
    3. (3)連続鋳造機側
      1. 1)連続鋳造機の始動前点検
      2. 2)リード棒を連続鋳造機本体に取り付け、クランプ高さの芯出しをする。
    4. (4)クーラー側
      1. 1)クーラーに冷却水を通し、水漏れがないか確認をする。
      2. 2)リード棒をクーラーに挿入、仮留をする。
      3. 3)クーラー側の芯出し後、本締めをして固定する。
  3. 溶融金属(銅合金)出湯作業
    1. (1)保持炉を乾燥させ、適切な温度まで加熱する。
    2. (2)引き出し時間、停止時間、ピッチの設定をする。
    3. (3)電気炉で溶解した溶融金属(銅合金)から試験材をつくる。
    4. (4)試験材を分析器にかけて、規格値に入っているか確認をする。
    5. (5)溶融金属(銅合金)の温度が適切であることを確認し、取り鍋に移す。
    6. (6)溶融金属(銅合金)を保持炉のるつぼに出湯する。
    7. (7)製品が定尺の長さまで引き出されたら、カッターで切断する。

連続鋳造


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