【銅合金鋳造】遠心鋳造の特性｜銅合金の遠心鋳造、連続鋳造製品製造の中野合金株式会社

鋳型を水平の回転軸を中心に高速で回転させ、その中に溶融金属（銅合金）を注入して鋳物を製造する方法。遠心力によって鋳型内壁におしつけられた状態で凝固するので、円筒形の鋳型を用いれば、中子を用いずに円筒状の製品が鋳造できる。

リング･パイプ状の製品に関しては遠心鋳造を行うことで木型の製作が不要です。
また、自社では複数台の横型遠心機と多くの金型をそろえている為、様々な大きさや材質の製品を短納期でご提供できます。

遠心鋳造機の確認
1. （１）作業前点検
鋳型の準備
1. （１）寸法にあった鋳型を選び出し、鋳型の現状確認をする。
2. （２）鋳型を加熱し、適切な温度になった後に過熱を止め、温度差が出ないように均等に水で冷やす。
離型剤作業
1. （１）加熱した盤と鋳型に離型剤を均一に塗装する。
2. （２）この作業をする事により、鋳型と製品の焼き付けを防止する効果がある。
鋳型組み込み作業
1. （１）遠心機本体に盤と鋳型を組み込ます。
2. （２）押し盤を当ててピンを打ち込み固定する。
溶融金属（銅合金)注入作業
1. （１）製品重量にあった鍋を選択し鍋の現状を確認し、適切な温度まで加熱する。
2. （２）遠心鋳造機を回転させ、異常がないか確認する。
3. （３）電気炉で溶解した溶融金属（銅合金）から試験材をつくる。
4. （４）試験材を分析器にかけて、規格値に入っているか確認する。
5. （５）溶融金属（銅合金）の温度が適切であることを確認し鍋に移す。
6. （６）溶融金属（銅合金）を注入する。
7. （７）注入した溶融金属（銅合金）が固まるのを確認して製品を取り外す。

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